
こんにちは!あやっぺです。
今日は、好きな香水について書いてみます。
たった2mlの香水との出会い
何ヶ月前のことだったでしょうか。
香水のセレクトショップであるNOSE SHOPに行ったとき、香水ガチャを回しました。
1回まわすのに900円で、ランダムに2〜3ml程度の香水アトマイザーがカプセルで出てくるものです。
あやっぺは、Etat Libre d’Orange(エタ リーブル ドランジュ)の「You or Someone Like You」の2mlアトマイザーを引き当てました。
知らないブランド、知らない香水。
けれど、手首に吹き付けて嗅いでみると、なんだかちょっといいかも!という香り。
その後も、ときどき香りをまとっているうちに、どんどん大好きになっていきました。
ユー オア サムワン ライク ユー|あなたのような誰か NOSE SHOP
50mlボトルを購入
小さなアトマイザーに入っているたった2ml香水をあともう少しで使い切ろうというとき、あやっぺは思いました。
これがなくなると、わたし、困る。
このときに初めて感じました。
ああ、この小さいボトルとの出会いは、運命だったのだ。
寝る前につけたり、おでかけ前につけたりしているうちに、「You or Someone Like You」はいつしか、あやっぺにとっての「香りのインフラ」になっていたのです。
迷わず50mlボトルを購入しました。必然だったと思います。
「You or Someone Like You」という香り
NOSE SHOPの「You or Someone Like You」のページには、香水の説明として、こんなことが書いてあります。
LA。天使の落ちた街。太陽と可能性に満ちた楽園。しかし遠い地から移住した一人の女性はこう言った。「LAはもっとも孤独な街」。そんなLA女性が日常につける、フレッシュで明るく、少し悲しい香り。
(ユー オア サムワン ライク ユー|あなたのような誰か NOSE SHOP より引用)
LAの情景が描かれているのですが、正直言って「どんな香りやねん」と思いました。
ロサンゼルスがどんなとこかなんて知らんし!
でも、まとってみると、なんだかわかるんです。
香りはグリーン系で、さわやかなんですけど、あとから甘い。
あやっぺの言葉で表現するなら、「過ぎ去った尊い日々への懐古と、遠い哀愁」の香りです。
もうここにはないんだけれど、わたしの心の中にはある、戻らない日々を眩しく見つめるまなざし。
あの頃の景色と似た情景を見て、心が当時の記憶に触れる瞬間。
日常のひょんなことからそれが思い出されては、
もう戻らないものを懐かしんで、古い日記を閉じるような。
あの頃に戻れないことは少し悲しいのだけれど、持っている思い出は確かにあたたかいんです。
失ったものではなく、今も心の中に残っているものの香りなんだと思います。
どんなときに使う?
あやっぺは、この香りを寝る前にまとうことが多いです。
お風呂上がりの首元に、1プッシュ。
あわただしい日常の喧騒から少しだけ自分を切り離して、
落ち着いた気持ちで眠りにつけるような気がします。
そして、眠る前につけることで、寝具にもすこし香りが移ります。
すると、未来のわたしが、この香りをまとった「過去のわたしの面影」に出会うのです。
過去のあやっぺの、面影の香り。
「あやっぺ or Someone Like あやっぺ」です。
そうやって、わたしは何度でも、過去のわたしと出会い直すことができます。
おわりに
むかし、父がよく聴いていた洋楽があります。
それをひとりで聴くたびに、
物心ついた頃に住んでいた家の、屋根裏部屋のことを思い出すのです。
休日になると父が屋根裏部屋に上がって、その曲を聴きながら過ごしている。
わたしもそこへ上がって、父と過ごす。
幼い日の、日曜日の思い出です。
もうその家に行くことはできないし、もう再現されない。
くわしい情景を思い出すこともできない。
けれどそれは、ずっと持っていたい、懐かしく幸せな思い出なのです。
あやっぺにとって「You or Someone Like You」は、
淡く切ない幸福な思い出を心の中に蘇らせてくれる香りです。
幸せで、少し悲しくて、やっぱり幸せ。
