こんにちは。あやっぺです!
前回の記事に書いた通り、1年半ハードにまな板を使用してきまして、
今のところ使用にあたって何の不便も不満もないのですが、
そろそろ何かいらんことをしたくなってきた。
というところで、愛用の青森ヒバのまな板に、メンテナンスっぽいことをしていきます。
木製食器のように、やすりがけをして、くるみ油で磨こう。
何の不便も不満もないところに手を加えるので、
これはメンテナンスの皮をかぶった、†感謝の儀式†です。
ホームセンターとコンビニをはしごして、必要なものを調達してきました。
でも、ほとんどの道具は自宅にありましたね。
準備したもの

- サンドペーパー #240、#400
- 当て木(サンドペーパーを均一に当てるための木っ端)
- くるみ(5〜6粒) 食塩・食用油不使用のものがよい
- マグカップ(くるみを潰すのに使うため)
- 布(今回は、無印良品の落ちワタふきん使用)
- ヘアゴム(輪ゴムでもOK)
一部写真には載っていませんが、こんな感じです。
工程
大まかにいうと、サンドペーパーでやすりがけをしてくるみ油を塗るだけです。
こちらが、サンドペーパをかける前のいつものまな板。
何もしなくてもきれいですけど、どうしてもお手入れっぽいことがしたいのでやっていきます。


包丁の刃を何百回何千回と受け止めてきたので、傷がたくさんできています。
うっかりターメリックをこぼしたときの黄色い着色もいいアクセントになっていますね……
まずはサンドペーパー#240でまな板の両面をやすりがけ。
木目に沿ってサンドペーパーをかけます。

こんなふうに、当て木にサンドペーパーを巻き付けてやすると、力が均一にかかっていい感じ。
この時点で毛羽立っていた包丁傷はだいぶなめらかになりました。
続いて、目の細かいサンドペーパー#400で同じように両面をやすりがけ。
薄らいでいたヒバの香りもちょっとだけ復活したような気がします。
木肌がスベスベになりました。あやっぺはスベスベが大好きです。

使用したサンドペーパーが#240からだったので、
深い傷は削りきれませんでしたが、表面を軽く整えられれば満足なので、これで十分です。
最後に、くるみ油で仕上げていきます。
布にくるんだ上からマグカップでくるみを砕き、にじんだ油でまな板を拭いていくだけ。
高校生のときに木工の授業があって、
そのときにくるみ油で仕上げたのを思い出して実践してみます。
授業で何を作ったのかは全然覚えていませんが、
木にくるみの油を塗った……ということだけピンポイントで覚えていました。
くるみの油は「乾性油」といって、乾くと固まる性質をもった油です。
木材に浸透して固まることで木の補強や防水の効果が期待でき、
何より木肌がしっとり潤ってつやのある状態にコーティングされます。
木工する方御用達のやつです。

布の上にくるみを5〜6かけ置いて…

顔はアポロっぽく髪型はダビデっぽい、
ギリシャ彫刻風マグカップ・通称「アポロさん(?)」を使って、
マグカップで押してくるみを砕きます。
いいでしょ、アポロさん(?)。
内側が顔の凹凸に沿ってデコボコしているもので、非常に洗いづらいマグです。
が、それ以上にビジュアルが大好きで、気に入って使っています。


砕いたくるみを布で包んでギュギュ〜〜ッと拭いていけば、油が滲んできます。
これでまな板を拭いていくと…

こんな感じで、くるみの油がまな板に染み込んでいきます。
木目と傷に沿って力を入れて塗り込むイメージです。
「いつもありがとう」みたいな気持ちで、力を込めて、丁寧に。
わたしの気持ちに応えるように、まな板にオイルが染みて、
だんだんと濡れたような色になっていきます。
「どういたしまして」というまな板の声が聞こえるようですね(?)

お手入れ完了です。
表面に少しつやが出ました。
青森ヒバのまな板にくるみ油が染みて、まな板からくるみのいい香り。
その向こう側に、ほんのりヒバの香り。
そして、表面がツルスベ〜!!!!!
やってみた感想
やすりがけが大変かなと思っていましたが、くるみ油を塗るほうが大変でした。
そこそこ力がいるし、むらができやすい。
まんべんなく刷り込むのが難しかったです。
でも、やってみてよかったです。
乾燥していたまな板の表面がしっとりとして、木が喜んでいるような気がします。
やすりがけをしたことで、ヒバの香りも少し戻ってきました。
まな板の表面はツルスベ、香りはくるみとヒバの幸福なブレンド。
くるみ油を乾燥させて、24時間ほど乾燥させてから使います。
……というわけで、†感謝の儀式†はこれにて完了です。
まな板もわたしもピカピカになりましたね(?)

